LieN Design(リアンデザイン) Webデザイナー

「お金を払った=自由に使える」ではない?デザイン二次利用と著作権

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LP制作やWebデザインのお仕事をしていると、
「納品されたデザインは自由に使っていいですよね?」
というご相談をいただくことがあります。

もちろん、制作したデザインはクライアント様にご活用いただくためのものです。
ただ、その“使える範囲”については、事前に認識を合わせておくことがとても大切だと感じています。

これは制作者側を守るためだけではなく、依頼者側が後から困らないためでもあります。

今回は、LP制作やWebデザインで起こりやすい「デザインの二次利用」や「著作権」について、できるだけ分かりやすくまとめてみます。

デザインの「二次利用」とは?

二次利用とは、制作したデザインを当初の用途以外で使用することを指します。

例えば、LP制作の場合でも、

  • LP用画像を広告バナーへ転用する
  • 楽天市場用画像を他ECモールへ流用する
  • 制作したデザインをテンプレート化する
  • PSDやFigmaデータを他社へ共有する
  • 一部を改変して別商品のLPに使用する
  • 印刷物へ転用する

など、さまざまなケースがあります。

これらはすべて「悪いこと」というわけではありません。
ただ、最初の制作契約や利用範囲によって扱いが変わる場合があります。

なぜ認識違いが起こるのか

初めて制作を依頼される方ほど、

「制作費を支払った=自由に使える」

という感覚を持たれることがあります。

これは自然なことだと思います。

ただ実際には、

  • 制作費
  • 著作権
  • 利用許諾
  • 元データ譲渡

は、それぞれ別の考え方になることが多いです。

例えば、LP画像として納品したものと、PSDやIllustrator、Figmaなどの“編集可能な元データ”では、扱いが異なるケースも少なくありません。

元データは、デザイナーの“魂”のようなもの

デザインは、単に「画像を作る作業」ではなく、

  • 構成設計
  • 導線設計
  • 見せ方
  • 情報整理
  • 制作ノウハウ

などを含めて制作しています。

特にPSD・Illustrator・Figmaなどの元データには、制作過程や設計情報そのものが含まれています。

単なる画像データではなく、積み重ねた設計や経験が詰まっているためです。

そのため、

  • 他媒体へ自由に展開する
  • 他社が改変する
  • テンプレート化して継続利用する

といった用途まで含まれる場合は、通常の制作費とは別の考え方になることがあります。

実際によくある認識違い

実務の中では、以下のようなケースも少なくありません。

LP用画像が別媒体広告へ転用されていた

LP用として制作した画像が、広告やSNSなど別媒体で使用されていた。

元データが別会社へ共有されていた

PSDやFigmaデータが、別の制作会社へ共有・改変されていた。

楽天用画像が他ECモールへ転載されていた

楽天市場用として制作した画像が、他モールでも利用されていた。

もちろん、事前にご相談いただければ問題なく対応できる場合も多いです。
だからこそ、「最初に共有しておくこと」が大切だと感じています。

著作権について簡単に

WebデザインやLPデザインにも著作権があります。

著作権は、特別な申請をしなくても、制作した時点で自動的に発生します。

そのため、

「納品された=著作権も譲渡された」

とは限りません。

実務では、「利用許諾」という形で、使用範囲を決めて制作するケースも多くあります。

Web上の画像も自由に使えるわけではありません

画像素材についても認識違いが起こりやすいです。

例えば、

  • Google検索で見つけた画像
  • Pinterestの画像
  • 他社LPの画像
  • SNS投稿画像
  • メーカーサイトの画像

などには、基本的に著作権があります。

「ネットにあるから使ってOK」というわけではありません。

実際には、

  • 商用利用不可
  • 再配布禁止
  • 加工制限あり
  • クレジット表記必須

など、利用条件が設定されていることもあります。

フリー素材やAI画像も注意が必要です

最近は、フリー素材やAI生成画像を利用するケースも増えています。

ただし、こちらも完全自由とは限りません。

例えば、

  • 商用利用範囲
  • 再配布可否
  • AI学習利用
  • 有料プラン限定
  • クレジット表記

など、サービスごとに利用規約が異なります。

制作者側も、後からトラブルにならないよう確認を行いながら制作しています。

なぜ二次利用費や元データ費が発生するのか

「なぜ元データに追加費用がかかるのですか?」
というご質問をいただくこともあります。

これは、

  • 利用範囲が広がる
  • 再編集が可能になる
  • 他媒体展開ができる
  • 他社でも利用可能になる

など、使用できる範囲が大きく変わるためです。

デザイナーは、「どこで・誰に・どのように見せるか」といった用途や目的に合わせてデザインを制作しています。

例えばLP用として制作する場合でも、

  • スマホでの見え方
  • 導線設計
  • 広告との相性
  • ターゲット層
  • 使用媒体

などを踏まえて構成やデザインを設計しています。

そのため、当初想定していなかった媒体への転用や、別用途での利用が発生する場合は、制作時の前提条件自体が変わることがあります。

また、元データには制作ノウハウや設計情報も含まれています。

そのため、制作内容や利用範囲によっては、二次利用費や元データ譲渡費を設定しているケースがあります。

LieN Designとしての考え方

LieN Designでは、基本的に制作物の二次利用は不可としております。

制作時には、使用媒体・使用範囲を前提としてお見積りや設計を行っているため、当初の用途を超えた利用については、別途ご相談をお願いしております。

内容や利用範囲によって異なりますが、元データ譲渡費は制作費の2〜10倍程度となるケースもあります。

  • jpg/png納品 → 通常利用OK
  • 他媒体利用 → 要相談
  • 元データ譲渡 → 別契約
  • 著作権譲渡 → 基本不可

後からのトラブルや認識違いを防ぐためにも、制作前に利用範囲をご相談いただくことを大切にしています。

デザインデータも画像素材も、

「誰が、どこまで、どのように使えるか」

を事前に共有しておくことで、双方が安心して長く運用できると考えています。

特にLP制作は、広告・SNS・EC・印刷などへ展開されやすいため、利用範囲を最初に整理しておくことがとても重要です。

LieN Designでは、制作だけでなく、こうした運用面や認識合わせも含めて、丁寧にご相談しながら進行しています。

ホームページ制作・ECサイト制作のご相談は無料で承っています。

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